2009年7月21日火曜日

情報、遺伝子

情報学という分野があります。情報の基本的性質について研究する分野ですが、工学部に籍を置いていることが多いように思います。

ドイツ人の工学博士でヴェルナー・ギットという博士がいますが、その人の著書で「はじめに情報ありき」という本を読みました。


クリスチャンの人であれば、ヨハネの福音書の冒頭部分、「はじめにことばがあった。ことばは神と共にあった。ことばは神であった。」という部分を連想するかもれしれませんが、もちろんそれをもじっています。


ギット博士によると、情報の基本性質として、「自己増殖することはありえない」そうです。情報が自分で増えることはないということです。生物に関してもこのことは言えて、生物の遺伝子の情報が自己増殖することはありえないそうです。また、生物が自然発生することは、微生物において自然発生することありえないことがパスツールによってすでに証明されているそうで、結論として、人間が進化して今の世界があるということはありえないと言っています。